なんで? どうして? それってホント?

今まで何も疑問に思わずスルーしていた事に対して、改めて調査・確認してみるブログです。

晩秋の上高地を散策

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カラッとした秋晴れの平日に、上高地を散歩してきました。

いつもは上高地は「通過点」で、その奥地である涸沢や穂高・槍が目的地なのですが、たまには上高地界隈をゆっくりと散歩するのも良いかなと思い立ち、人混みの少ない平日を選んで行ってまいりました。 

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大正池から河童橋へ 

散歩の出発地点は「大正池」です。

上高地行きのバスの終着地は河童橋近くのバスターミナルなのです。

しかし、バスターミナルまで行ってしまうと大正池には戻る経路となりムダが生じてしまうので、大正池で途中下車するのがオススメです。

大正池でバスを降りると、「焼岳」と「大正池」がお出迎えしてくれます。

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焼岳の山頂から「噴煙」が上がっているのが見えます。

噴煙(水蒸気かな?)が上がっているのですが、実は頂上まで登山可能です。

数年前に、大地の息吹を感じながら登った記憶を思い出しました。

焼岳から右側に視線を移すと「穂高連峰」と「大正池」の絶景が楽しめます。

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この日は本当に天気が良く、しかも数日前に穂高連峰に初冠雪が記録されたので、青空・雪・紅葉の三段景色が楽しめました。

ここ、大正池から河童橋までは約4キロあります。ゆっくり歩いて1時間程度の工程を散策していきます。

大正池が終わる地点で振り返って、もう一度焼岳を拝みます。

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相変わらず噴煙をあげている焼岳は雄大でかっこいいです。

大正池から河童橋へ向かう途中に、少し開けた場所があります。

ここからの穂高も人気のビューポイントです。

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大正池からみた穂高と比べて、山が近くに見えるようになります。

ここのビューポイントの左側には田代池があります。

下の写真が田代池です。

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田代池は上高地で好きな場所の一つです。

池というより河の延長のようにも見えますが「池」です。

田代池を後にして、河童橋に向かってドンドン歩きます。

下の写真のような林道を気持ちよく歩きます。

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平日なので人は少なめです。歩いていて凄く気持ち良いです。

林道を歩き進めると、そのうち梓川沿いの歩道にでます。

梓川の清流と紅葉、そして青空が眩しいです。

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梓川の水はとても澄んでいて、そして、とても冷たいです。

夏でも水は冷たく、10数秒と手をつけると感覚が無くなってくる程です。

なのでこの季節は更に冷たくなっているので、水が澄んでるといって近づいて遊ぶのはちょっと危険です。濡れたりしたら風邪ひいちゃいます。 

穂高と明神と梓川と紅葉、ホント、何度来ても雄大な眺めです。

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梓川沿いを気持ちよく歩き進めると、河童橋に到着します。

河童橋に到着。流石に人が多めです。

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河童橋は上高地のランドマーク的存在です。 

この橋からの穂高方面の眺めは有名で、この日も多くの観光客が写真を撮っていました。

正面に見える沢が「岳沢」です。

写真だと、なだらかに見えますが、実際に行ってみるとかなりの急斜面です。

なので岳沢から上の「前穂高岳」に向かう登山道、重太郎新道は超がつく急斜面です。

河童橋から明神池へ

河童橋エリアで30分くらい休憩したのち「明神池」に向け出発しました。 

河童橋から奥地へ歩くこと3分。

小梨平に熊の目撃情報が掲げてありました。

この場所は今年、テント泊の人が熊に襲われる事故がありました。

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この季節、熊は冬に向けて栄養を蓄えるため餌を求めていろんな場所に出没します。

私は熊対策の「熊鈴」を持参していませんでしたが、他の観光客の多くは熊鈴をつけて歩いていました。

河童橋を越えて奥地へ進むにつれて林道(森)が深くなります。

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このような場所を歩くと気持ち良いのです。

一方、歩いている人が少なくなるので、一人で歩くには少し寂しい思いをします。

梓川沿いの林道を歩くこと1時間弱、明神池近くの休憩所に到着しました。

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軽装で来ることができるのは、ここまでです。

ここから更に奥地に「徳沢」とういキャンプ場があり、そこに「徳澤園」という宿泊施設があります。

徳沢も素敵な場所なのですが、往復するには時間的余裕がないので今回は諦めました。

下の写真は、明神橋と明神岳です。

凛々しい!!

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明神橋を渡って少し歩くと「明神池」に到着します。

明神池は、穂高神社奥宮のなかにありますので拝観料を納めて中に入ります。

明神池です。神秘的です・・・

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ほこらを正面にして明神池を写真におさめてみました。

写真だと美しさが伝わらないのが少し残念です。

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明神池から河童橋へ(帰路)

明神池で30分くらい休憩してから、河童橋エリアへUターンを開始しました。

帰りは梓川の反対岸を歩いて帰りました。

下の写真のように整備された「木道」の上を歩きます。

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木道は二本あるので他のお客さんとのスレ違いも問題ありません。

河童橋エリアに近いところまで来ると「岳沢」の登山口があります。

岳沢への登山口はこんな感じです。

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上高地の散策エリアは平坦な歩道なのですが、岳沢の登山口から先は坂になります。

しかもかなりの急勾配になります。

それでも岳沢小屋まででしたら日帰りトレイルが可能ですので、本格的に登山を開始する前の練習として岳沢小屋まで登る、ということをやったりしていました。

今年は一度も登山できませんでしたが・・・

岳沢の登山口を通過すると、岳沢湿原エリアに到着します。

岳沢湿原、ここも好きな場所の一つです。

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上高地の水はとても澄んでいるので、そこに居るだけでとても清々しい気持ちになります。

岳沢湿原の後にすると、すぐに河童橋エリアに到着します。

上高地から松本駅へ

河童橋エリアには、14時ごろ戻ってきました。

大正池をスタートしたのが10時半でしたので、約3時間半の散歩でした。

夕方までに松本市のホテルに戻りたかったので、短時間でお土産を購入して帰路のバスに乗りました。

帰りは、河童橋エリアの近くにある上高地のバスターミナルからバスに乗車しました。

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バス待ちの行列はあるものの、例年と比べると人は少なめでした。

利用する側からしたらゆっくりと座れて帰れるのでありがたいのですが、やはり昔の活気が戻って欲しいと思います。

まとめ

今年、一度も登山に行けなかったのですが、そんな中、上高地エリアを散策してきました。

最高の秋晴れの中、とても清々しくウォーキングができ、体も心もリセットできた1日でした。