先日、KUNのカーボン製のバイオリン肩当てを購入したのですが、購入後の大変なことに気づきました。
なんと、購入したKUNのバイオリン肩当てが、バイオリンケースに収まらないのです。
こんな感じです・・・
新しく購入したカーボン製の肩当ては、今まで使用していた肩当てより大きいので、ケースへの収まりが悪いのです。
なんとか工夫すれば収まるかもしれませんが、演奏や片付けのたびに肩当ての収納に苦労するようではストレスが溜まるばかりです。
あと、今のバイオリンケースが5年ほど使用した代物ですので、そろそろ新しいケースに代えたいと考えていましたので、このタイミングで新しいケースに替えることにしました。
バイオリンケースの形状
今、使用しているケースはバイオリンの形に近い「丸型」のケースですが、そもそもバイオリンのケースにはどのような種類があるのでしょうか。
丸型ケース
よく街で見かける、バイオリンの形をしたケースが丸型ケースです。
側面がまっすぐなものを「三角型ケース」や「トライアングルケース」と呼ぶそうです。
また、バイオリンの形状に沿って流線型になっているものを「シェイプケース」や「ひょうたん型ケース」と呼ぶこともあるそうです。
丸型ケースのメリットは、小さくて軽いことです。
また、低価格ということもメリットです。今、使っているバイオリンケースも、初心者ということもあり、入門者用のケースを安く手に入れました。
一方、デメリットの一つは、収納力でしょうか。楽譜や小物の収納エリアがとても小さいです。
丸型ケースの中でも、特にシェイプケースはもっともコンパクトな部類ですが、肩当の収納は困難になりそうです。
角型ケース
角型ケースはオブロングケース(oblong)と呼ばれることもあるケースです。
角型ケースのメリットは、外部からの衝撃が楽器に伝わりにくいことです。
あと、小物入れも大きく肩当てなども余裕で収納することができますし、A4サイズの楽譜も収納できるケースもあります。
デメリットは大きくて重いこと。また、高価格帯の商品が多いことでしょうか。
今回、バイオリンケースを代える目的は、肩当てをはじめとする小物の収納力をあげたいことなので、ケースの型は迷わず「角型ケース」で決まりです。
大きくて重いというデメリットはありますが、私はバイオリンを演奏・練習する際は、主に車で移動するので、大きさ、重さはあまり問題になりません。
バイオリンケースの素材
バイオリンケースに採用されている素材は色々あるようです。
紙や化学材料で構成されている素材、軽量で断熱性に優れ低価格なハードフォーム製の素材、頑丈で耐熱・吸湿性にも優れている木製素材もあるようです。
更に、軽量でコンパクト、耐久性や気密性に優れたカーボンやグラスファイバー製ケースもありますが、ここまでくると結構な価格になります。
バイオリンケースの素材を調べてみましたが、素材についてはあまり気にしないことにしました。
今回は、収納力優先です。次に、見た目です。そのうえで、余裕があれば素材にもこだわろうと思います。
バイオリンケースのブランド
バイオリンケースのブランドはヨーロッパを中心に様々なプランドが存在します。
最近ではアジア発のブランドもあるようですが、やはり、バイオリン関連はヨーロッパが良いかな? という根拠のない考えで、ブランド選定しました。
BAM
BAMはフランスのメーカーです。
弦楽器のみならず、管楽器のケースも多数製作している、まさに楽器ケースのメーカーです。
カーボン素材を用いた「強さ」と洗練されたフォルムは「さすがフランス製品」とういセンスの良さです。
バイオリンケースは、三角形の「ハイテックフォルム」シリーズが人気のようです。
価格は高めで、三角型のケースで10万円前後、四角型のケースでで15万円前後の商品が多いです。
GEWA
GEWAはドイツの楽器メーカーです。
GEWAのケースは木製の伝統な作りのものが主流のようです。
特に「ひょうたん型」を好む人は、GEWAの「シェル」シリーズ使用者が多いようです。
重さは1.7kg前後、価格は2万円前後というのも魅力です。
あと、GEWAのバイオリンケースは飛行機対応の四角いケース「Idea」シリーズが有名です。
四角型のハードケースは、通常は重たくなるのに、GEWAのケースは2.0kgを切るものがあります。
GEWAのoblongを買うことにしました!
いろいろの迷いましたが、GEWAのoblongに決めました。
理由は、今まで使用していたバイオリンケースがGEWAであること。
BAMも迷いましたが、同タイプのバイオリンケースであればGEWAの方がコスト的に有利であること。
ドイツ製の質実剛健な作りが好きなこと。
が、選定の理由になります。
これが、購入したGEWAの新しいバイオリンケース「oblong」です。
問題の新しい肩当ても、このように余裕で収まります!
これでストレス無く、バイオリンの練習に打ち込めると思います。